オリーブオイルの実情

いつもオリーブオイルをゆずってくださっている

墨田区のDE OLiVAさんまで

行ってきました

おもに、スペイン産のオイルを扱う

スペインは昨年大変な干ばつで

オリーブオイルは不作のところが多かったようです

加えてかなりの円安ユーロ高

お話を伺って

オリーブオイルの価格が、昨年から上がり続けているのも

より、納得がいきました

覚書も兼ねて共有させてください

輸入品全般に共通することもあるので。

オリーブオイルは収穫のタイミング・そして鮮度がいのち

不作ということは全体数が少ない

ファーストライン、つまりトップクラスの高級品から
いつもどおり搾油すれば

セカンドライン、サードライン
（搾油法は変わらないものの収穫時期がずれるもの）
の量が減ってしまうのは当然のこと

なので値上げ率はトップクラスのものよりも
搾油量が少なくなってしまう
セカンドライン、サードラインの方が
かなり高くなる
DE OLiVAさんは船便は使わず
（輸送中に温度などで質が落ちるから）
すべて空輸で仕入れているけれど

最近ニュースでやっと報道されだしたように

戦乱や天候の変化で
世界の運河や海峡などが、かなり混乱していて

船があまり通ることができないので
航空便に船便のとどこおった分がおし寄せ

運賃もかなり高騰している
船便もかなり迂回・遠回りしているので同様です
円安がかなり進んでいる
（為替に関しては個人的にはいくらなんでもそろそろ反転かなと予想・
細かな時期などについてはだれにもわからないことだけど）
個人的には為替よりもこれから２〜3年の変化につれての
混乱や、天候の変化はまだまだあるかなと思う

どこかがかぶるものでもないことなので

値上げは当然だとはいえ

そのまま同じものを買い続けてもらうには

負担が大きいからと

店主さんはほんといろいろ対応策を考えてらして

頭が下がります

おかげで価格は上がるものの

オリーブオイルのグレードを変えることまでにはならず

しばらくは今まで通り石けんを作ることができそうです

ここのオリーブオイルは
ほんとおいしい
ファーストラインのものは「はぁー別物」とうっとりし
サードラインのものは深みはおとるものの
そのマイルドさが
和洋中、なんにでもよく合う

オリーブオイルがあまり好きではない人も
変わるのではなかろうか

抗酸化物質のポリフェノールが多いものがほとんどなので
酸化もしにくい

価格が上がったとはいえ
スーパーには申し訳ないけど
スーパーやデパ地下のいいお値段のものからすると
かなり割安

出会えたのは奇跡
いつもありがとう

DE OLiVA