なにもしなくていいと思ったあのとき

2019年に

スペイン各地を一人旅したとき

南スペインのセビージャの町を歩いていたら

「からだはだれかに何かをしてもらわなくても
整うものなのだ」

と、すとんと腑に落ちたことがありました。

当時日本で二ヶ所通っていた施術も少しお休みしようと。

それだけセビージャ滞在中は

なにもしなくても体がとても軽かったのです。

歩いても、ベンチで座っていても

なにをしていても。

このことを

いろんな方にお話しして

そして

いろいろ言ってもらいました。

「自分の好きなものだけ食べていたからじゃない？」

とか。

今になって、やっと納得できました。

あのときは

何らかの理由で、とにかく

脳がいつもより活性化していたのではないかなと

思うのですよ。

セビージャはわたしにとって

どこでなにをしていても

とても居心地のよいところでした。

体の機能のよしあしは

脳や意識次第のところもあるのではないかな。

本来ひとは

自分で体調を整えることが

できる生きものなのでしょう。

サプリメントや施術などは

補助的にとり入れて、助けてもらうものであって

「それがなければ」と言うのとはちょっとちがう。

先日受けた発声法の呼吸・発声練習を

まじめにしていると

あらためて、

脳への働きかけは

「上咽頭」がかなり重要なのだなと

からだでわかるのです。

ここが鼻水その他で汚れないようにしながら

近くの脳をふるわせる。

自分のからだでする自分への音叉のようなもの。

インフルエンザの検査で鼻の奥に

ふれる痛いところ、

上咽頭は松果体も含む脳の部分に近く

自律神経の密集地なんです。

この上咽頭のために、脳のために

今からでもだれにでもすぐできることは

・まめに鼻をかむ、できれば鼻うがいもする

・お花の香り・質のいい精油などの香りを
　上咽頭に届けるようにかぐ

・安価な歯磨き粉は使わないようにする
（歯茎と脳は神経でしっかりつながっているから）