「納豆菌」を入れない納豆の作り方

納豆が特別好きなわけではないのですが

時間があるときに、たまに作って楽しんでいます

自家製はアミノ酸の旨味が多くてそのままでもおいしいんです！

ここ10年くらい、いろんなところで教わって

いろんな作り方を試しましたが

ちょっとしたポイントさえ押さえればわりと簡単なので

ご紹介しますね

なぜ「納豆菌」がいらなくてもできるのか

材料など用意するもの
手順
細かなこと

なぜ「納豆菌」がいらなくてもできるのか

それは、納豆菌は

自然界に、そのへんにいるから。

よく知られているのは「わら」
わらには、たくさんの微生物がついているんですが

実はハーブなど、葉っぱやお花などの植物でも納豆は出来るのです
（あじさいなど毒がある葉っぱもあるので毒のない葉っぱで！）

「納豆菌」はいろんなところで販売しているけど

使わなくてもいいどころか

気に入った植物で作ることができるなんて、なんて楽しいんでしょう

昨年、自宅のバラを入れてバラ納豆を作りました
ほんのりバラの香りがつきますよ

松にも微生物がいっぱいいるので
もちろん松葉でも！
これは松とバラのコラボレーション、出来上がりの画像です

材料など用意するもの

◎乾燥大豆

◎入れたい植物（毒性のないもの）

◎納豆専用タッパー

◎納豆専用発泡スチロール

◎納豆専用ペットボトル2本

納豆菌はけっこうたくましくて強いので

道具は専用のものを用意するのがおすすめ

大豆をゆでるお鍋はいつもので大丈夫

手順

大豆をよーく洗って丸一日くらい水に浸けておく
（かなりふくらむので水は多めに）
つけたお水ごと火にかけて、2〜3時間くらい
かなりやわらかくなるまでゆでる
そのまま1時間くらい放置
寒い季節は鍋をフリースや小さな毛布などで包んでおく
（予熱調理プラス大豆の中まで温度をゆっくり下げるため）
ゆで上がった大豆をザルにあけ
専用タッパーに移す・さわるとちょっと熱いくらいが仕込み適温
植物をのせる
（画像を参考に・少しでOK)
タッパーのふたを軽く閉め、発泡スチロールに入れて
なるべく熱いお湯を入れたペットボトル2本も入れて保温する

タッパーの上から触れるとお風呂くらいのような気持ちよい
熱さを保つようにペットボトルの温度などを調節する
大体18時間くらいで出来上がり
あら熱を取ってから冷蔵庫に2〜3日寝かせるとさらにおいしくなります

細かなこと

ポイントは温度調節なのだけど

温度計でまめにはかるとなぜか上手くいかない

適温は40℃くらいと言われているけど

こだわるとなぜか動きがいまひとつになる

微生物は見過ぎるとあまり動かないんです

最初はとくに、気持ち熱めくらいがいい気がします
タッパーさわってちょっと熱すぎる？くらいにしても
納豆菌は強いので案外大丈夫

逆に温度が低いと出来がいまひとつだった記憶があります

そしてゆでたてを急いで冷まして作るより
ゆっくり冷ました方が上手くいくのは

多分、ゆで大豆の中心もほどよい温度になっているから

表面が冷めても中ってまだ熱いから

中に菌がしっかり入ってこそのおいしい納豆

同じ理由で硬めにゆでると上手くいかないかもしれないので

とにかくやわらかくゆで上げる

中心まで納豆菌に入ってもらう

あと最後に！

なにごとも最初が肝心なので

朝からゆでて夜まで見守るのがいい

8時からゆでて加温するのが大体お昼前ごろにすれば

夜は気にせずゆっくり寝ることができるから

18時間中のラスト6時間より
はじめの6時間の方が大事

加温は発泡スチロールの上からミニ電気毛布などを使っても楽ちん