食料値上げでもまだできること

2022年のいま、

食料品の値上げが続いています。

変なことを言うようですが

ここで、極端に価格の低いものに走ったり

なんというか、ケチケチしだすと

妙なスパイラルにはまりがちで

低価格のものを追えば追うほど

つらくなり

食卓での満足度を高めたくてしていることなのに

逆に

自分や家族の満足度は落ちていきます。

じゃぁ、どうすればいい？

発想を変えて

今までにしなかったことをしてみるのがいいと思うのです。

「食費は削っちゃだめよ」

戦後、おじと貧乏をしながら生きてきて

今はのんびり暮らしている伯母に

結婚する頃に言われたことは

「食費だけは削っちゃだめよ、みじめになるから」

これを聞いて

食費を削らなかったら

なにがあってもみじめさを感じにくくもなるのかも。とも

考えて、

忠実に伯母の格言を守ってきました。

ただ、いまは

今までと同じことをしていたら

確実に食費は上がります。

食料値上げでもまだできること。

それは

発想を変えて

今までしなかったことをしてみること。

家庭の食卓には

まだその余地はあると思うのです。

繰りまわす

されている方も多いかもしれませぬが・・

翌日のことを考えながら

食事の支度をすると

毎日前倒しで

楽になりますし

食費面でも助かります。

お好み焼きをするときには

ちょっと多めに焼いておいて

翌日のお昼にしたり

２〜3日後の晩御飯の１品にしたり。

揚げ物をするときは

ナスやシイタケ、ズッキーニなども一緒にちゃっと素揚げして

めんつゆにつけておけば

翌日はお素麺をゆでて

卵焼きか何かをさっと作れば

立派な晩御飯。

お素麺を晩御飯に出すことは

今まであまりなかったのですが

ナスにお肉を少し入れて味噌炒めにして

冷たいお素麺に添えたりしても

案外家族が喜ぶので

この夏はよく登場しています。

メインはカボチャでも

ムネ肉をゆでたあとの汁をベースに

野菜などを入れたスープでも

カレー風味にしたり

ナンプラーを入れたりすれば

立派なメインになります。

そして、ご飯は

豆もやしや

今が旬のトウモロコシなどで

塩とお酒で調味する

かんたん炊き込みごはんにすれば

家族も喜ぶ上に

大して食費はかかりません。

このときに気をつけるのは

材料はあまり激安品を使いすぎないこと。

たとえば豆もやしなどのもやし類は

いいものを使っても数十円の違いですが

味が全然ちがいます。

そうそう、

ちょっといい食材をおいているスーパーの

もやしで

もやし炒めを作るとおいしいですよ〜

この本には
かぼちゃをメインにすえた献立もあって
今までの概念が書き換わります

おいしい旬のかぼちゃを
塩だけ、または塩と砂糖で
コツを生かして
ていねいに煮れば、いいおかずに。

いずれにしても、塩や砂糖は
かぼちゃに30分からめてから火を入れるのがポイント。

＊

大手の外食産業は
もともとがしっかりコスト計算されて
効率的にしてきたので
この値上げは直に響いて
本当に大変だと思うのですが

家庭での自炊は
家族の好みなどに合わせて
まーだまだ変わる余地がありそうです

そんな一助にもなる
手作りみりんの会を9月に開きます
次の記事でご案内しますね

そうそう、小麦の先物価格が下がってきているので
反映される時間差はあれど、
とりあえず小麦については
ほっとしてもいいのではないでしょうか