梅干し漬けは
もともとはだれでもしていたことなので
とても簡単で。
梅干しを漬けているというと
「そんなことまでしているの」などと
おどろかれることもあるのですが
梅漬けがむずかしい、と思うのは
ただの先入観・思いこみです。
はじめは1kgか2kgのごく少量から始められると
いいかもしれません。
このように赤くするには
漬かったあとに、もう一手間必要なので
今回は、まず漬け方だけお話ししますね。
漬けたことのある方はご参考に、
漬けたことのない方で梅干しがお好きな方は
簡単なのよ〜ということが
伝わればうれしいです。
- 黄色くなった梅を洗う
- 水気を取ってからへたをとる
- 塩と漬ける
- 紫蘇漬けでなければあとは漬かったら干すだけ
黄色くなった梅を洗う
梅干しにするには
梅は緑の青梅ではなくて
黄色っぽくなった梅を使います。
スーパーで購入されるのでしたら
半分以上は黄色い梅を買ってきます。
中にはまだ黄緑っぽいものがあっても大丈夫。
2〜3日ざるなどに広げて追熟させると
全体がほぼ黄色になってきますから。
漬けこむその日に
その梅を洗って、ざるに上げておきます。
水気を取ってからへたをとる
手をよく洗ってから
キッチンペーパーなどで
ひとつずつ、梅の水気を拭きとり
黒いへたを竹串ではずします
今年は14キロ漬けたので
へたをとるのもそれなりに時間がかかるけれど
1〜2キロでしたらすぐですよ
画像の梅に見える黒いものがへたで、竹串で簡単にとれます
この画像はまだ青いのが多いので・・
このくらいのものを買ってきたら2日くらい待って
もう少し黄色くなってから漬けましょう
塩と漬ける
梅の重量の15%の重さの塩と
へたを取った梅を
一緒にします。
容器はホームセンターなどにある
漬物容器やかめでもいいですし
ジッパー式の袋を2枚重ねにしても!
この上から重しをすれば
数日で水(梅酢)が上がってきます
本や水を入れたペットボトルやお鍋など
重さのあるものならなんでも重しになるので
「重し」がなくても大丈夫
梅漬けの塩の割合は
8%〜20%くらいで
これはお好みですが
カビにくく、出来上がり後に安心して常温保存できる
15%で毎年漬けています。
8%くらいでしたら出来上がり後は冷蔵庫に入れてください。
*
梅に焼酎をからませると
塩もなじみやすくて、カビにくく、
梅酢も早く上がってくるのだけど
母やまわりのお料理名人のお姉さま曰く
「焼酎は使わない」
なぜならば
梅干しの皮が硬くなってしまうからだそう。
わたしは、はじめに容器を拭くときだけ
焼酎を使っています。
紫蘇漬けでなければあとが漬かったら干すだけ
上の画像のように
赤紫蘇で赤くした梅でなくてもよいならば
梅雨が明けた頃に
漬けた梅をざるに並べて天日に干せば出来上がり。
2〜3日に分けてしっかり干すとおいしくなりますよ。
これは3年前の画像で
上の方にある白っぽく見えるのが
紫蘇を加えていない梅です
今年、すぐにされてもされなくても
なんとなくご自宅で仕込むイメージが伝わればうれしいです。
なにせ梅とお塩だけなので
お塩はいいものを使われることをおすすめします。
今年は赤紫蘇ありとなし、半々ぐらいにしようかな。
また赤紫蘇を漬ける頃に記事にしますね。
たまに「梅は一晩水につけ・・」と
あったりするけれど
青梅ほどアクはないので、そこまでしなくても大丈夫。