分けられて、分けられて、境界ができて。

むかしむかし、

日本や、そのほかの国であったことをたどっていくと

今のような「国」という概念はあまりなく、

もちろんパスポートもなく、

わりと自由に行き来していたことが見えてきます。

日本が「日本」となったのも、諸説あるけど

飛鳥時代とか、奈良、平安時代とかの頃のようですし

実は、公にはあまり言われていないことだけど

日本で時代を動かした人たちの中に

大陸から来ている人が多いのも

今の感覚だと「え・ちがう国から？」

となりがちだけど

当時はそういったことではなかったのでしょうね。

人も増え、

決まり事が増えてくる中で

仕方のなかったことかもしれないけど

わたしたちはあまりの分断、分断の中で

いらぬ対立すらするようになってしまい

国が違うというだけで

見えない大きな境界ができてしまったのではと思うのです。

もしかしたら

今はそんな境界をほどいていくというか

そんなことをしている場合じゃないという気運が動き出していて

徐々に、

妙な思い込みから解放されていくのかもしれません。

多分、わたしたちが「こういうものだ」と認識していることで

実際は全くちがうことってかなりあるはずなんです。

今は、秘されていたことが

秘密でなくなってきているおどろくべき時でもあって

びっくりすることが増えるかもしれないけれど

長い目で見ればいい方に向かっている。

内緒から開示へ。

この流れは加速していくでしょう。