石けんを作るときに使うオイルは
オイルに入っている脂肪酸によって
「酸化しやすい・しにくい」などの特徴がそれぞれにあって
用途によって割合を変えたり、使い分けをしているのですが
それ以前に
使わないようにしている油があります
それは米油。
理由は「妙に固まるのが早いから」
手作り石けんは
まず材料を混ぜて
そしてオイルと水分が分離しなくなってから
型に入れるのだけど
通常2時間から6時間くらいかかるのに
なんと米油入りの石けんの種は
混ぜている段階からかなり固まってきて
ほぼ待つことなく、型に入れるタイミングがやってくる。

いくらなんでも早い、早すぎるんです。
そこで考えました
「かなり溶剤を使っているのではなかろうか?」
米油は米ぬかからとれる油です
ちょっとだけ想像してみてください

米ぬかから安価に販売できるくらいの油をとるには
どれだけの米ぬかを使わなくてはならないのかを。
溶剤をかなり使っているはずなのです。
溶剤を使ったオイルは固まりが早いのは
ポマスオリーブオイル
(エキストラバージンオイルを絞ったあとの残渣に
溶剤を使ってさらに取り出されるオイル)でも経験済み。
だから手作り石けんに米油は使わないようにしているのです。
ちなみに食用としては
メインは太白ごま油
(ごま油も多少の溶剤は使っているでしょうけど)
あとはオリーブオイルと濃口のごま油を使っています。
今回はオイルについてのお話でした!
肌から入れるもの、
口から入れるもの、
いずれも、からだに入るということには変わりありません。
今後の予定についてなど
11/1のみんなで石けんクラスは満席になりました
11/9に鵠沼での「お松フェス」に出店します
(11/2ではなく9日でした!)