山派?海派?
なーんて会話があったりするように
山と海って(やまとうみ!)
分けて考えられがちだけど
いやいや、実は切ってもきれない関係なんです。
トップ画像の「鉄は魔法つかい」畠山重篤・著
は「鉄」から見る
山と川と海の関係のことが書いてあるのですが
とってもわかりやすい!
- 地球は、水の惑星でもあるけど鉄の惑星でもある
- 森から流れるあるものが海をゆたかにする
- まとめ
地球は、水の惑星でもあるけど鉄の惑星でもある
地球は7割が水・・と
よく言われますが
それは「表面」の話で
実は中心部はほとんど鉄で
なんと、地球の質量の30%は鉄なのですって。
(ちなみに水は0.03%)
この鉄が、わたしたち・ひとを含めた生きものや環境に欠かせないのです。
森から流れるあるものが海をゆたかにする
葉っぱが落ちる、どんぐりなどの木のある森に
たっぷりできる腐葉土。
ごくごくかんたんにいいますと、
この、腐葉土ができる時につくられる
「フルボ酸」が
うまく土中の鉄とくっついて
「フルボ酸鉄」になり
川から海に流れて
海を、海の生きものたちをゆたかにしているのです。
人間が植えに植えてきた、スギやヒノキでは葉っぱが落ちないです。
原生林のような森でないと。
ひとが手を入れたものは
手を入れ続けないといけないのではと思うのですよ。
けど、放置されている山のなんと多いことか。
まとめ
水をきれいにするために
各家庭などから
どんな排水を流すかって、とても大切なことなのだけど
根本的にはやっぱり森なのですよ。
森がきれいな水をとどけてくれるから。
川の上流がどんな状態なのかがとってもだいじ。
個人で活動するには限界のある大きな話だけど
知っておくだけでも
なにかの折に、行動がちがってくると思うのです。
![](https://samariablog.com/wp-content/uploads/2021/03/img_5796-1024x768.jpg)
クマともりとひと
この本は、クマから森を見た本。
鉄は魔法つかいには
今の季節によく話題にのぼる黄砂についてもふれられていて。
黄砂に入っている鉄が日本の水産物の量に
とても大きく関わっているのですよ。
福岡県に住んでいたときは
黄砂が飛ぶと、洗濯ものも干せずに、車は洗っても洗っても砂でおおわれて。
ただ「困ったもの」ととらえていたのだけど
黄砂に入っている鉄が
北の海でとれる
カニやカニや鮭などの漁場のゆたかさに大きく関わっているのですって。
*5月ごろに「ぬか漬けを楽しむ会」を開きます
汚れやにおい落としだけでなく
虫対策や家の空気の浄化にもぜひお役立てください
オピスエール~妖精の翼のご注文はオンラインショップへお願いします
葉っぱの落ちる木・というのがポイント