何ごともむりをしない(盛夏〜秋のラレーヌヴィクトリア)


人もバラもむりをしない。

黒星病
(葉に黒いしみができて、放っておくと
葉っぱが全部落ちてしまう病気)になりやすい品種のバラ、

ラレーヌヴィクトリアが

葉っぱをふきかえしてきました。



6月はじめごろに
葉っぱが少なくなってきたので

どこかにひずみや無理があるのかなーっと
枝を自然な形に直しはじめた時の画像



この、冬の頃の画像のように
冬にかなり枝を曲げたり
右に向かって出てきた枝をなんとか左に変えたりして
誘引していたんです

バラは人が手をかけて生まれたものがほとんどなので
人の手はいるものとはいえ

一言で言うと
ラレーヌさんを自然樹形から遠ざけすぎていたのです。

10数年前に見ていたつるバラの本の
通りにずっとしていたけど
もうこういう誘引はやめよう。

ラレーヌさん、ごめんね。




枝を自然な向きに戻したり

株元に炭をおいたり、オピスエールや木酢液をかけたりして
(いずれも微生物が増えてくるから)

2ヶ月経った今は
葉っぱがモサモサになってうれしい。

ひとも植物も
いろんな病原菌と共存していて
すくすく育つ微生物との力関係。

病原菌の排除はできない・無理があるんです

微生物の世界も力関係の世界
どっちが多く動くかだけのこと。


モサモサすぎたので
少しすきました

ラレーヌヴィクトリアのような
「オールドローズ」と呼ばれる
年に何度も咲く、品種改良全盛期以前の古い品種のバラは

春にしか咲かないのだけど
なにより葉っぱや枝がたおやかで
花が咲かない時期も浮き立つことなく
まわりの植物となじみやすいのです

繰り返し咲くバラも
楽しませてもらっているけど
やっぱり、オールドローズもいいなぁ!





株元近くからもいい枝が出てきています



こういうしっかりした新梢を見るのは
バラ育ての楽しみのひとつ!

なんとも言えない生命力があるし、うつくしい。



2023年の夏は
湿度も高く、きびしいです

休息も十分とって
からだに負荷がかかりすぎないように
気をつけています

なにごとにも無理をしない。

全体でひとつ・と考えると
どこかに無理があれば
別のどこかにそのひずみが生まれるんです
だから自然のままに、そのままに。


今後の予定についてなど

・今後の予定は8月半ば頃にお知らせします

・秋の石けん販売のご案内は9月下旬を予定しています

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