土の中って、見えないから忘れてしまいがちだけど
わたしたちは、(いまのところは)どんなひとも、ほぼもれなくその上に住んでいるので
土の中の状態は
わたしたちのからだや意識と無関係ではないはず。
土を大切に扱う農家さんの発信されていることを見ると
よく「土壌改良に石灰はあまり使わないで」とあるのですが
「一般的」には、あたりまえのように
「土は酸性に傾きがちなので石灰をいれてね」とされています。
以前、東京の郊外で代々続く農家さんのもとにお伺いした時に
この石灰を使うことについて、とても分かりやすく説明していただいたことがありました。
- 農薬や化学肥料をまくと土がどう変化するのか
- ミミズ・ダンゴムシ・微生物
- 酸性から戻そうとまいた石灰は
農薬や化学肥料をまくと土がどう変化するのか
日本の土は、もともと酸性寄りなのに
農薬や化学肥料の成分は
硫酸・しょう酸・塩酸など、酸性のものなので
どんどん酸性に傾いていきます。
ミミズ・ダンゴムシ・微生物
酸性に傾きすぎると
作物の育ちがわるくなりますし、
土の中の分解者たち、ミミズやダンゴムシや微生物などが
生きられなくなったり、元気で動けなくなったりします。
酸性から戻そうとまいた石灰は
そこで酸性に傾いた土を中和させるために
簡単にまきやすいのが、アルカリ性の石灰。
なぜなら、木や草の灰よりもコストが低いから。
酸と石灰が合わさると、なにになるかわかる?
石膏(せっこう)になるんです
石膏ってギブスの材料でしょ
土の中にギブスのような固い層が出来てしまうんです
と、聞いたときは
農業の経験もない
土の中のことをよく知らないわたしでも
すぐに、どんなことになっているかの想像がつきました。
ギブスのように空気が通らなさそうな土・・苦しそう。
ここ数十年で急速にそのような土壌が増えた土地の上に
住まわせてもらっているわたしたち。
お話を伺ったのはここまです。
今や、雨も酸性寄り
あと、野菜を育てているだけで自然に酸性に傾いていくとの説もあり。
じゃぁ、どうすればいいの?なのですが
石灰ほどの強力さはないかもしれないけど
ホームセンターでも販売されている
同じくアルカリ性の草木灰やくん炭(もみ殻の炭)とか
暖炉をお持ちの知り合いの方がいらしたら木灰をいただくとかして
土の中にすきこんだり
肥料作りのときに加えていくのがいいのでは。
植物によって、弱アルカリ性が好きだったり
逆に弱酸性が好きだったり、様々なので
奥が深そう、そして観察すると楽しそうな世界です。
ちなみにバラは酸性寄りのよう。
金柑を送ってもらったのですが
お砂糖漬けにしても、わが家では食べるひとがあまりいないので
甘夏の皮のようにピールにしたらどうかな。
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人間も酸性に傾きすぎた環境にはとてもいられません