対馬から壱岐へ①（対馬の神社と、つしまホワイトハウス）

福岡から対馬までフェリーの船中泊

そして対馬で１泊

のち、壱岐で２泊の

４泊5日の旅。

今回は上の娘とふたりで行ってきました。

長崎県の対馬の魅力は

一言で言えば

「古さ」

関東では、たとえあっても

ひっそりとしか残っていないものが

自然と一体になって

しっかり古いものが残っている

そんなところです。

観光としては

ウキウキするような表面的な華やかさはあまりないものの

ずっと昔にタイムスリップしたような感覚と

底知れぬ島のパワーに

魅了されて、また行きたくなる。
そんなところ。

台風並みの風が吹いていたようで
時化て、しけて・・

フェリーが、よくぞ動いてくれました
対馬からは福岡から飛行機も出ているのだけど

福岡も楽しみたいという娘の意向と
まわりたいところから空港が離れていたので
福岡港夜10時ごろ発で
対馬の北の方、比田勝港に朝の３時ごろ着の
フェリーにしました

日数があまりとれない場合は
夜間移動のフェリーはおすすめですよ

3時に着いても7時まではそのまま船内にいさせてくれますし。

車を借りて、比田勝港からほど近い

つしまホワイトハウスさんへ。

チェックイン前に荷物をおかせてくれるだけでなく

なんとチェックイン当日の朝ごはんも

オプションでつけてくださいます。

これは助かりました！

娘が船の揺れで

ほぼ寝れなかったようなのだけど

あたたかな朝ごはんのおかげもあって

みるみる元気になったのです。

お部屋やリネンも清潔で

照明も明るすぎずとても落ち着きました。

対馬を愛するオーナーさんが

上陸したばかりで

何もわからないわたしたちに

希望や好みを聞きながら

ガイドブックには載っていない

おすすめの場所をおしえてくださいました。

その中のひとつが

霹靂（へきれき・またはいかづち）神社

赤い鳥居の向こうに

鳥居が見えるのがわかりますでしょうか。

海に向かって鳥居が建っているのです

静かな入り江にあって

水面の模様がとてもきれいでした。

鳥も、娘曰く

「大河ドラマの始まりの時に聞こえてくる昔の鳥」

の声。

静かでとても落ち着きます。

拝殿の裏の階段を登ると

小さな本殿があって

その向こう側が向こう側が朝日山古墳という

石棺が並ぶ古墳があります。

この本殿は

なんとなく圧を感じたので画像はなし。

対馬の神社は分かりにくいところにあることも多いので

しっかり調べたり聞いてから行った方がよいです。

この霹靂神社は

「朝日山古墳」で検索した方が行きやすいみたいです。

こちらは

天神多久頭魂神社
(てんじんたくづたまじんじゃ・または、あめのかみたくづたまじんじゃ）

このあと訪ねた

漁師さんと結婚された
なっちゃん（このお話は次回に）に

「対馬のネイティブな神社」と紹介された

それはそれは古い神社。

いつからお祀りされているかは古すぎて不明、

御祭神は対馬特有の多久頭神。

後ろにある天道山がご神体で

拝殿などの社殿もなく、奥に鏡があるのみ

古代からの祈りの場所。

拝殿がないだけに

アミニズム的というのか、

自然そのものをお祀りするような

古代の祭祀の形が色濃く残っている神社。

社殿がしっかりある神社とは

全然雰囲気がちがうのです。

一般的なガイドブックにはあまり載っていないけど

対馬の神社案内やリストなどには

筆頭と言ってもいいくらいに出てくるところです。

ここは対馬の北なのだけど

南にある多久頭魂神社と対になっているそうですよ。

対馬に行かれることがあったら

ぜひ寄られてみてください。

そもそも祈りってなんだっけ？と

原点に帰ることができるような、そんな場です。

対馬から壱岐へ②へ続きます