「なんとなく」はあやふやなものではない

目では確認することができない

「なんとなく」



どうぞ、ご自分の「なんとなく」こそ

大切にされてください。



よかったらちょっとだけ


自分が「なんとなくいや」とか

「なんとなく変」と思った

場所やものやひとがあったときを



思い出してみてください。


すぐに理由や、目に見えるいやなことがわからなくても



のちのち

けっこう当たっていることが多くないですか？



それは「気のせい」と

表現したりするように



自分にとっては「いやな気」のものであることは

きっとまちがいないことで


目に見えていないだけのことなんです。

同じように


「なんとなくいい」と思った

場所やものやひとがあったときを思い出してください。



それは

「なんとなくいや」と同様に


あやふやなものではなく


見えない何かを感じとって「いい」としているのです。




むしろ素敵なものや華美なもの、

目に見えるもののほうが


瞬間に「思考や分析や記憶や思いこみ」が入ってしまうので


ほんとうに自分が感じたことではないかもしれません。

これまでは

目に見えないものは


証拠がないものとして

軽んじられてきた部分もあったけど


これからは

その「なんとなく」の感覚こそが

自分のよりどころになってきます。



どうぞ、内から湧いてくるその感覚を

大切に過ごされてください。

なぜならば

今までよしとされてきたもの、
よくないとされてきたものが
かなり大きく変わる節目に来ているから

ちょっと前のように
「世間」をよりどころにしていると
はしごを外されちゃう可能性が大きいのです
たとえば、戦中から戦後への変化を
想像してみてください

自分のいいと思ったものを
いいものにしていく
それが許容される

画一的からはほど遠い

考えようによっては生きやすい時代でも
あると思うのです。