ここにもなくてはならない微生物・伝統的な藍染め「バニアン工房」(1)




なぜ、ほんとうの藍染めの服などが

とっても少なく、貴重なものなのかが



やっと腑に落ちました。



発酵も大きく関わる

とても繊細な工程。




すてきな場所で

染めるところから体験させてもらいました、



長野県・伊那の「高遠の桜」で有名な

高遠にある

バニアン工房さん








この樽に

染めるばかりの状態にするまでが



時間も手間もかかるのです。




ここから染めさせてもらえるなんて、




染めてきました!なんて言いにくいくらい


いいとこどり。







昔ながらのすてきなおうち。


玄関の左に小さく穴があいているのがわかりますでしょうか。




ツバメの通り道なんです。


前の家主さんが開けられたそう。


そして、家全体がすっきりとしたいいにおい。


藍の浄化力の高さがよくわかります。


画像左の土蔵に発酵した藍があるのですよ。





土間にあるツバメの巣。


軒下よりさらに安心な場所ですね。







すっかり色がぬけた




うさとのうすい藍染めの服を持って行きました。


素材はヘンプ(おおあさ)です。





水にくぐらせたあと


さっきの樽の中にある発酵ずみの藍に浸けて


生地をたぐり寄せるように


やさしくゆっくりと染めていきます。





一旦軽くしぼって

お水で洗ったら
(藍以外のものを落とすために)





この竿にかけて


色の様子を見て



もう一度、樽の作業を繰り返します




このときすでに指も爪も青色に。



気にならない・気にならない!



指先の青色のなかに

赤や緑っぽい色もちらちらと



玉虫色のように光ります。





藍ってただのブルーじゃなくて

いろんな色が混ざっているから



あんなに深みのある色になるのですって。







しかも


染めることができる


6月〜9月の間に


染め上がりの色も変わるんです。





「藍四十八色」といわれるほど

多様な「藍色」


それぞれに、藍白(あいじろ)・甕覗き(かめのぞき)・浅葱(あさぎ)

・藍錆(あいさび)・紫紺(しこん)などなどの名前がついています。



秋の声を聞く頃には

とてもうすくて、うつくしい水色が出るときもあるのだとか。








最後の「洗い」は近くの川で。


川につけた瞬間に

ぱーっと色が鮮やかに変わるんです。



藍だけが生地に残るから。



この川の水もすごいのではないかな。


ちょっと濁っているのですが

汚れではなくて




ミネラルたっぷりといったにごり。


石色っぽい白濁。






そしてここに湧くお水は

全身が振動するような


とんでもなくおいしいお水なのですよ。









川で洗ったばかりなので
まだぬれています

ここから3〜4日かけて
また、色がゆっくり変化していくのです

画像奥は
ここに連れて来てくださった
ともみさんが持ち込まれたレース編みなど。
茶色のテーブルに映えるそうですよ!

ここ、バニアン工房さんの藍染めの方法は
人間国宝の方の技法を使った
伝統的なもの。
発酵をうながす、お酒やふすまなどは
入れずに仕込むのは
毎回毎回緊張されるのだそう。

うまくいかないこともあるのだとか。

聞くほどに気の遠くなりそうな作業です

微生物に動いてもらわないと
どうにもならない世界。
気の持ち方も樽の中の藍に大きく影響するそうですよ。


(2)に続きます




今後の予定についてなど

9月27日にゆたかな食堂さんで「酵素入りミネラル石けんクラス」を開きます

ときどきインスタグラムにも投稿しています



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